最近うちでは塗り壁が非常に多くなりましたが、その代表格の漆喰とはどのような素材なのかブログしたいと思
います。漆喰(しっくい)とは。接着や目地の充填に用いられるほか、防水性や調湿機能に優れているため、古く
から土蔵や家屋の土で造られた壁の上塗り材としても用いられてきたものです。製造方法は石灰に麻の繊維を
加え、草本や海藻から得る接着剤、水などを加え練り上げて作られる。このため外見は白色となっている。建築
材料としてはかなり古く以前から用いられてきたものであり、原始的な漆喰(ほぼ石灰)は古墳(高松塚古墳壁
画等)などにも使われている。また、多くの城郭の壁に使用されており、室町時代末(1565年)に信貫山城(奈良)
を訪れた宣教師イスマン・ルイス・ダルメイダは、「今日までキリスト教国において見たことがなき甚だ白く光沢あ
る壁を塗りたり。其の清潔にして白きこと、あたかも当日落成せしものの如く、天国に入りたるの感あり。外より比
城を見れば甚だ心地よく、世界の大部分にかくの如く美麗なるものありと思われず」と、所感を述べている。
以上のようにかなり古くからの素材で、本来は100%天然なんですね。本来はというのは、今は上記の素材に
顔料を3%だけ混ぜ合わせて作っているからです。じゃないと白色しかなくなってしまいますので、トップページ
の様な色は出せないからです。(ちなみにトップページの写真は、昨年末の見学会会場の客間の壁です。)やは
り単色ではなかなか個性が出せないので、顔料を混ぜてとか、さらには藁を混ぜてとかアレンジを加えて現在は
使っております。それよりも塗り壁には壁紙には出せない風合いがありますね。(ただし塗り壁には壁紙のような
柄は出せないですけど。)
これも後ろの壁は漆喰でパターンをあまりつけずに塗ってあります。実は
これでも、全くの白ではなくて、少しほんの少しだけ色が入っています。
これは漆喰そのもの(顔料一切なし)で塗ったもので、和風に
仕上げるならばこれはこれでもいい感じですね。2月には漆喰仕上げの見学会を予定していますので、またそ
の時紹介したいと思います。
戸締り役専務
P.S
この下の続きを読むからは、土地情報が載っています。ぜひ見てみてください。
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