今回はあちきの趣味のアナログについて少し語ってしまおうかと思います。
以前にもブログに載せているように、レコードを聴くのが趣味なのですが、その装置についても好きで、上の写真は、トーンアームといって、この先に針(カートリッジ)をつけてレコードをトレースするものです。このトーンアームが好きで、少しずつ集めています。これらはジャンク品を集めて最終的には自作でプレーヤーを作ろうとしていまだかつてそのまま放置されたものたちです。
本当はこいつらでトリプルアームのプレーヤーをつくるつもりでしたが、一番左のものは娘に壊されてしまいました。 若干悲しい。
これはサエクと言うメーカーのものです。何が好きかと言うとこの機械的なデザインが大好きで集めに集めて今は10本くらいあります。
そのデザインに関しても全て意味があり、まさに機能美と言った感じです。 トーンアームはそれぞれセッティングをしなければならず、(まあこの辺がアナログ的っていえばアナログ的なのですが)この調整方法がこれまた少しめんどうで、一旦お尻にある分銅でゼロバランスをとってあとはその針の適正な針圧にあわせてその分銅を動かして調整します。要は一度水平をとるってことですね。
また針(カートリッジ)によって針圧が違うわけですが、大体1.5グラムから2.5グラム位のものが多いと思います。しかも取説通りに針圧をかけてから一度耳で確かめてそこから自分の好みに合うように0.1グラム余計にかけるととか逆に軽くするとか、まるで調律するかのようにセッティングしていきます。
それともう一つ、レコードに針を落とすと針は中心に向かってトレースしはじめます。すると針は常に中心に向かって引っ張られる力が働いてしまうのでレコードの溝の中心側の音だけが少し強調されてしまいます、これによって録音当時の音と再生音とのバランスが狂ってしますのでほとんどのアームにはこの内側に引っ張る力をキャンセルさせる装置がついています。(要は外側に引っ張らせる装置です。)これも設定した針圧にあわせて設定します。
この辺がCDとはまるで違いますが、苦労すれば苦労するほど、音がほんのちょっとですがかわってくるのがわかりとてもおもしろいところです。
こいつは上記のようなめんどうな設定がないアームです。これは取り付けるカートリッジが決まっていてセッティングの必要がないものです。今度は逆にえらくシンプルなデザインです。
この辺はまだほんの入り口くらいです。結構奥が深いんですよー。
今日はこのくらいでにします。
戸締り役