構造検査

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外壁の下地合板と、屋根工事が有る程度進んだら第三者機関の構造検査を受けます。
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この第三者機関の検査は基礎の配筋検査と構造(軸組み)検査と防水検査の合計3回あります。
先ず、外壁の下地合板(サラサセイフティーパネル)のチェック
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外壁の下地合板ですが、構造合板で壁耐力壁として機能しております。(壁倍率2.5倍)
釘の打ち付けられているピッチ等をチェックします。
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続いて、屋根の下地の垂木の部分をチェック、ひねり金物で梁に留められているか確認です。
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ついでに、屋根の防水の確認も合わせて行います。瓦の下には、ゴムアスファルトが敷いてあり、壁と合わさる箇所等のチェックをします。
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瓦の棟(のしとかぐしとか言いますが)の下地には芯木があり、金物で屋根の下地板と固定されています。地震時に強い施工方法です。
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次に、内部の筋交いのチェックです。
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筋交いにも片筋交い(斜めに1本)と
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たすき架け(2本を交差)の2種類が有ります。
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筋交いも、専用の金物で柱と固定されます。
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柱も、ホールダウンと言う金物で固定される箇所があります。地震の時に、柱が浮き上がらないように固定する物です。
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梁同士は、羽子板ボルトで固定します。
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屋根の部分の梁の隅には、火打ち梁と呼ばれる部材が付きます。これは鋼製火打ちです。水平の変形を抑えます。
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1・2階の床は、剛床で床梁が1m間隔に入り厚さ28mmの構造合板で構成される床組みで、水平変形に強い構造です。
(昔は、根太と言って、床板の下に4.5cm角位の木材が30cm間隔位で梁の上に敷かれておりましたが、今は骨太の床構造になっております)
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木造は、地面から1mの範囲の構造材に防腐・防蟻処理をしなければいけません。当社は、安全な薬剤を使用しております。
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外壁の下地合板に貼る、透湿防水シートです、今回の検査が終わったら貼り出します。
(壁内の湿気を外部に逃がしますが、外部からの水(雨)は通しません)
検査は、無事合格です。
後は、サッシとバルコニーの防水工事と透湿防水シートが終わると次回の検査になります。
(そこまで進めば、多少の雨では、屋内が濡れないので、内装の下地工事に進めます)
検査員さんお疲れ様でした。

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