先日、「木造軸組工法による耐火建築物設計マニュアル講習会」
を受講してまいりました
場所は東京の六本木
周りはビルだらけです
当社は、過去に木造軸組み工法の耐火建築物の施工実績があるのですが
協会の運用方法が変わった事と、その後新しい認定等が有るので受講いたしました
耐火建築物って建物の用途や面積や階数と都市計画の規制(防火地域等)により
必要になる建物の種別で、いわゆるビル・マンションは殆ど耐火建築物です
ビルやマンションは通常、鉄筋コンクリート造か鉄骨造ですよね、木造は殆ど
見受けられません、耐火建築物にできるようになったのはここ10年程度です
耐火建築物にするには、主要構造部を「耐火構造」にしなければなりません
「耐火構造」とは火災になっても、一定の時間以上建ち続ける建物の事です
例えば1時間耐火構造と言えば、火災が発生して1時間は内部が燃え続けても
構造部分が燃えないで耐え続ける構造と言う事で、火災に強いのです
「準耐火構造」というもの有りますが、こちらは燃えても一定の時間持ちこたえて
避難する時間や消火する時間を確保する構造です、この構造の建築物が
準耐火建築物になります
似ているけど、片方は燃えないで建っている、片方は燃えても耐えているでかなり
火災後の違いがありますね(内部の家具等は燃えてしまいますが)
現在は、木造でも4階建てまでは耐火建築物にできるので、火に強い木造建物を
造りたい方はご相談下さい(建設費は耐火性能を上げるので高くなります)